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広くて深い旅のカタチ クルーズ旅行 [テクノロジー]

 「テクノロジー」の前回の記事では 夢の「宇宙旅行」 について、現在の動きをまとめています。宇宙旅行は一回2時間で一人20万ドルかかり、一般庶民にはまだ到底手がでません。もう少しお手軽に旅行を楽しむのに、比較的安い費用で世界各地を回るクルーズ旅行が人気を高めつつあります。
 国土交通省では、2011年(1月~12月)の我が国のクルーズ等の動向を把握すべく、クルーズ船社や旅客船事業者、船舶代理店、旅行会社、全国の港湾管理者等へ調査を実施しています。
 ・国土交通省平成24年5月22日発表→→2011年の我が国のクルーズ等の動向
資料によると
「1.クルーズ人口
 2011年の我が国のクルーズ人口(邦人)は、外航クルーズの利用者10.4万人、国内クルーズの利用者8.3万人となり、合計18.7万人となりました。
2.クルーズ船の寄港回数
 2011年の我が国港湾へのクルーズ船の寄港回数は、外国船社のクルーズ船177回、日本船社のクルーズ船631回、合計808回となりました。 」
  邦人のクルーズ旅行は、あまり利用規模は大きくありません。一方世界的には、クルーズ人口は拡大を続けています。

 Web CRUISE  2012/08/03のニュース によると
「 北米マーケットで展開する主なクルーズ会社と旅行会社で組織するCLIA(Cruise Lines International Association)によると、2011年の北米(アメリカ、カナダ、プエルトリコ)のクルーズ人口は1,121万人と、前年比3.9%増だった。三国のうちでもアメリカのクルーズ人口は、2008年に初の前年度割れを記録した以外は、順調に増加を続けている。2010年には1,000万人の大台にのり、2011年も前年比3.5%と伸び続けている。それでも、北米以外のクルーズ・マーケット、特に欧州の各国とアジアが飛躍的な成長を見せているために、2000年時点では全体の70%を占めた北米のシェアは、現在は56.5%まで下がっている。
 欧州主要各国における2011年のクルーズ人口は、いずれも前年と比べて増加、依然として成長の一途をたどっている。2011年は全体で、前年比13.3%増の618万人に達している。特に伸び幅が大きいのは、スカンジナビアの54.1%増、スイス32.9%増、ベネルクス26.1%増、フランス13.9%増、ドイツ13.8%増。 」
 クルーズ客船各会社は、船客の満足度を高めるべくそのサービス向上を図り、現在ではクルーズ船客の約65%がリピーターとなっているもようです。

Royal Caribbean Internationalの史上最大客船 Allure of the Seas
・総重量約22万5千トン ・全長361メートル ・全幅 66メートル
・乗客定員5400人 ・乗組員数2384人
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 クルーズ客船の利用は、今では完全に目的地へ早く移動するためではなく、目的地まで行く過程を楽しむのが目的となりました。客船には高速性の要求は低くなり、居住性が重視されるようになりました。
 そうなると大きな船体の方が、波浪による揺れの影響が小さくなり快適な旅を提供でき、共同で使う施設も大規模で豪華なものが搭載できます。さらに乗客数を増やせば利益の向上も見込めるため、船体規模は増大の一途をたどり、最大クラス客船のオアシス・オブ・ザ・シーズやアリュール・オブ・ザ・シーズは20万総トンを突破しています。


 Royal Caribbean
 TVコマーシャル
 「 こんにちは。
  こちら”海”です。
  会いたいよ~ 」




   オアシス・オブ・ザ・シーズ プロモーションビデオ

 一方、今年はじめに大型クルーズ船の海難事故が発生しました。2012年1月13日、コスタ・クルーズ所有のクルーズ客船コスタ・コンコルディアが、イタリアのジリオ島付近で座礁し浸水・転覆した海難事故です。
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 この事故では、乗員による避難誘導が不十分だったことが被害の拡大につながりました。船長が乗客を置いて先に避難するという前代未聞のスキャンダルだけでなく、避難の決定やSOS信号の発出が遅延、乗客に対する説明が混乱しました。船から避難する準備ができるまで約45分かかったとされ、そのため一部の乗客がパニック状態に陥り、我がちに救命艇に乗り込もうとしたり、一部の乗客(約100人)は島まで泳ごうとして避難が始まる前に冷温の海へ飛び込み、多数の溺死者などが出ました。

 また、乗客の証言で「乗組員を全く見かけなかった」「『部屋に入れ』と言われた後、『部屋を出ろ』と言われた」「乗組員は慌てていた」「乗客自ら救命ボートを出していた」「具体的な救助作業は行われなかった」「救命ボートには錆び付いて使えないものがあった」など語られています。事故対応の悪さに、後に批判的な意見が相つぎました。

 1月17日時点で少なくとも60人が負傷(うち重傷2人)、乗客25人・乗組員4人の計29人が行方不明となっており、3月22日時点で死者30人、行方不明者2人となりました。大型客船の転覆事故にもかかわらす、被害の程度が大きくならずに済んだのは、①座礁してから転覆するまでに50分程度の間隔があり、転覆後も船体の相当部分が水上に露出した状態であったこと、②転覆位置がジリオ島近傍のため島民がすぐに救助に参加してくれたこと、③そして天候が穏やかだったことなどの幸運な条件が重なったためと見られています。


 事故発生から2時間後に船を脱出したフランチェスコ・シェッティーノ船長は、イタリア警察によって過失致死や船の放棄などの罪で逮捕されました。グロセット市検察長官のフランチェスコ・ヴェルシオ氏は、「船長はジリオ島に誤って接近し、船体左側が岩に衝突しました。そして船が傾き、大量の水がたった2~3分で船体に入り込んでいったのです。」との談話を発表しました。

 GPSやデジタル地図技術の発達したこの時代に、しかも穏やかな地中海で、なぜこんな事故が起きてしまったのか、この大型客船「コスタ・コンコルディア」が座礁・横転した事故について、国内の専門家からは、船体構造よりもヒューマン・エラーを原因とみる指摘が出ています。
 日本クルーズ&フェリー学会会長 である池田氏も同様の指摘をしています。
Web CRUISE  2012/01/18ニュース
  →→ 【緊急寄稿】コンコルディア事故について―池田良穂教授
 「規定航路から外れて島に異常に接近したことと、この急旋回の原因が何なのかが問題となるが、これについてはヒューマン・エラーが濃厚であり、今後の船長らへの事情聴取で明らかになるだろう。水面下の岩礁はレーダーには映らずとも、電子海図には示されるので、当時操船指揮にあたっていた航海士の技量の問題もありそうだ」

 巨大クルーズ客船は退船避難に潜む危険性から、もし客船自体が損傷しても乗客乗組員を載せて近くの港まで帰る能力をもつことを義務付けられており、ハード面での安全性を高めてきました。しかしそれと共に人間がからむシステムに起因する事故発生のリスクを、いかに根絶するかが課題と指摘されています。

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