日銀政策決定会合の結果公表後の動き

　今日の東京時間、日銀金融政策発表前の相場は、昼休み頃「日銀金融政策決定会合終了」との噂にドル円が一時79.70円まで下押すなど、小幅ながらやや神経質な動きで推移しました。

　そして、日本時間14時45分過ぎに発表された注目の日銀金融政策では、資産買い入れ等基金の増額が11兆円にとどまるなど、追加緩和の規模は市場予想の最低限の緩和規模のものとなりました。

　この結果をうけて、円は買い戻しが加速。ドル円は、緩和策発表直後こそ瞬間的に80.107円まで上振れましたが、その後は79.277円まで続落。日経平均株価もプラス圏から急落し安値引けとなりました。
　リスク許容度の低下で、ユーロ円や豪ドル円も、それぞれ102.155円、81.988円まで大幅に下落しました。

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　日銀は30日、金融政策決定会合を開き、資産買入等の基金の増額を、委員全員一致で決定した。2カ月連続での緩和実施となる。基金のうち資産の買入れを11兆円増額し、基金総額は91兆円となった。
・長期国債　+5兆円程度
・国庫短期証券　+5兆円程度
・CP等　+0.1兆円程度
・社債等　+0.3兆円程度
・指数連動型上昇投資信託（ETF）　+0.5兆円程度
・不動産投資信託（REIT）　+0.1兆円程度
※固定金利オペは25兆円に据え置いた。
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　これまでの為替市場の動向を見た限りでは、日銀政策判断として、あまり評価されなかったようです。市場の事前の期待が高かったので、失望感が広がったようですね。

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タグ：日銀政策